世界の恥 2017 7 29

 日本の国会やメディアは、
南スーダンのPKO活動に派遣された、
日本の陸上自衛隊の日報を巡る問題に関して、
長期間にわたって、連日、夢中になっています。
 こうした問題について、
私は、一切、無視をしてきました。
 なぜかというと、
私のサイトに書いてしまうと、
これが翻訳され、
「日本の恥」で済むところが、
「世界の恥」になってしまうからです。
 しかしながら、あまりにもひどすぎるので、
さすがに我慢ができなくなったので書きます。
 さて、平和ボケをしている人には、
なぜ「恥」なのか、わからないでしょう。
 外交評論家の岡本行夫氏は、
読売新聞のインタビューに、こう答えています。
 日報の記載内容を巡り、
現地で起こった情勢の悪化が、
「戦闘」なのか「武力衝突」なのかという「表現上の問題」で、
国会が紛糾したのは、おかしなことだ。
 「危険な場所だからこそ、
自らを防護できる実力組織が行くべきだ」というのが、
諸外国の基本的な考え方である。
 にもかかわらず、日本では、
「危険な場所には自衛隊ではなく、
外交官や民間の専門家が行くべきだ」という逆の考え方になっている。
(引用、以上)
 私は、2017年6月24日に「ニワトリ国会」という文章を書きましたが、
国会もマスコミも、全く機能していないことが明白でしょう。
 国民にとって、大きな不幸です。
日本の国会やマスコミは、極めて劣化しています。

ニワトリ国会 2017 6 24
 私の田舎の実家には、
大きなニワトリ小屋があって、
小屋の中でニワトリが放し飼いになっていました。
 少年だった私には、
朝、卵を取りに行く時、
ニワトリに襲われないか不安でした。
 ところが、ある時、
ニワトリが、何か餌のようなものを見つけたのか、
小屋の隅に、いっせいに群がったのです。
この時は、安心して卵を取ることができました。
 そんな少年時代の記憶を思い出したのは、
今国会の審議を見たからです。
 本来であれば、
重要法案である「改正組織犯罪処罰法」、
つまり、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案は、
賛否両論を含めて、大きな議論となるはずでした。
 ところが、首相周辺が絡んだとされる「加計学園問題」が噴出して、
野党もマスコミも「加計学園問題」に夢中となってしまい、
重要法案である「改正組織犯罪処罰法」の法案は、
事実上、無修正のまま国会を通過したのです。
つまり、可決・成立したのです。
 6月20日の「DIAMOND online」では、
「共謀罪を無修正で通した野党の国会対応は『0点』だ」という記事がありました。
 「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法が、
事実上「無修正」で国会を通過してしまった。
本稿は、今国会における野党の対応を「0点」と厳しく批判せざるを得ない。
(引用、以上)































































































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